色即ぜねれいしょん
1か月ほど前、シアターキノで、「色即ぜねれいしょん」を観ました。
面白かったけど、多分、わたし、田口トモロヲの撮る映画って、
なんとなく好みじゃないのかも、と、今回おもった。
とはいえ、映画を観ている最中、おおむねの大人が、そうであったように、
学生時代の思い出を、なぞらえたりして、なかなかに、いい時間でありました。
どういったことを、なぞらえていたのかというと、
「そういえば、ここ何年も、突発的ゲロに、遭遇してないなあ」
というコトです。
そうだよなあ、若いときって、ゲロがもっと身近だったよなあ、こんな風に。
「今そこにある危機」ってカンジで、ゲリラゲロに、遭遇していたよなあ、そう、こんな風に。
そんなようなことを、ずっと考えていました。
大人になるって、結局、ゲロを吐かずに、酒を飲むことが出来るようになる、
って、コトなんでしょうねえ……(寂しく微笑みながら)。
臼田あさみの、無防備ともいえる、無邪気っぷりが、眩しかったなあ。