空気人形

2週間ほど前、是枝裕和監督のティーチイン付「空気人形」を、
シアターキノで、観ました。


素晴らしい映画だったなあ。


ペ・ドゥナは、素晴らしいなあ。


すでに公開されているスチールの数々や、予告編などで、
なんとも可愛いらしいドゥナの様子は、明らかとなってはいますが
(おかっぱ、世界一似合うんじゃね?)、
映画では、それすらも遥かに上回っておるから、
もんどりうつハズ、多分、全員。


ペ・ドゥナの、細長い手足、白くきめ細かい肌、サラサラの髪、
コミカルな動きや表情、片言の日本語などすべてが、
「空気人形」そのもので、彼女がこの映画と出会い、
この役を演じたことは、とても大きな意味があったのではないかと強く思いました。


ティーチインで、是枝監督は「5年前でも、5年 後でもいけなかった、このタイミングだった」
と、言っていましたが、奇跡のような瞬間瞬間を見ているようだった。


公開されたら、もう一度、観にいくつもり、邦画はおそらく、これが今年のナンバー1。



映画鑑賞後、原作だという業田良家「ゴーダ哲学堂」(コレ面白いね)の中の一話、
「空気人形」を、友達から借りて読みましたが、
17Pの短編なので、映画の骨組みではあるものの、
ほとんどが、是枝監督のオリジナルストーリーと考えてよいようです。


ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)

ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)



それにしても、木曜日の、いいともは、豪華&シュールだった。


是枝監督、ペ・ドゥナタモリ